イニシャルはKK
突然、前を歩いていたクルミが立ち止り、私はつんのめるようにクルミの背中にぶち当たった。

「いてて…急に止まらないでよ~」

文句を言う私の前で固まるクルミ。
そのクルミの視線の先を辿ると…。


響吾がいた。


隣りに女の人を連れて。
< 111 / 217 >

この作品をシェア

pagetop