イニシャルはKK
響吾の何?

そう訊かれて
どう答えたらいいのだろう。

彼女?

違う。


響吾と付き合っているのは
私ではなく
目の前の亜沙子さんなんだ。

そう考えたら
自分が響吾の何なのか?
全く分からなくなってくる。

私たちを繋いでいるものは
昔の思い出だけなのかもしれない。
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