イニシャルはKK
「これのせいでお兄ちゃんは…」

「そうじゃないの。
あの事故は仕方なかったの。
これは奏が生きていた証みたいなもの。
だからカノンちゃん、受け取ってやって」

私は大きく頷いて、その指輪を填めた。
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