イニシャルはKK
「さて、次はどこへ行く?
見たいとことかある?」

「響吾さんは何学部なんですか?」

「俺も経済学部だよ。
孝史と一緒」

「そうですか…」


うっ、沈黙。
こんな時はどうすれば…。

「特別、見たいとこがなければ何か飲もうか?」

そう言って私の手を引くと、自動販売機まで連れて行った。
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