イニシャルはKK
「ずっと…持ってたの?」

その言葉を発すると同時に、響吾さんはネックレスに通された指輪に触れた。

「え…?」

「ずっと、ずっと…
失くさずに持っていたの?」



――この指輪を知っている――


と云う事は…


響吾さんがお兄ちゃん?


私がずっとずっと待っていたお兄ちゃんなの??



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