二度目の恋
「俺だって解らない事の一つや二つありますよ…」
「あはは…やっぱり馬鹿とか?」
まだふて腐れている享弥に私は笑いながら言った。
でも“冗談”と解っているのか“ちげぇーし”と一言言ってまたそっぽを向いた。
「笑ってるお前こそ出来たのかよ!」
「いちようね…」
「見せろ!!」
って言いながら無理矢理プリントをとろうとする。
「やっ…やだよ!」
享弥にプリントを取られないように私は両手をプリントの上に置いた。
でも、手から少しだけ見えているプリントを享弥は必死に奪おうとする。
「じゃーさ!ジャンケンしようぜ!」
「え…やだー…」
子供みたいな事を言い出す享弥に私は呆れた顔をした。
「勝ったら、プリント!!」
何度も“やだ”と言っても聞いてくれず、私は渋々ジャンケンをやる事にした。
「あ…あぁー…」
「よしっ!」
結果はもちろん…
私の負け…。
コノヤロウ…
……泥棒め……。
なんて思いながら享弥を睨んでいると、嬉しそうな顔をしながら私の机の上にあるプリントを自分の机へともっていった。
日に日に、享弥に近づいていくたびに“同じ人間なんだ”って考えるようになっていたけど笑顔を見て“違うんだ…”って思った。
やっぱり君は違う人間だね…。
君の笑顔が教えてくれた…。
「あはは…やっぱり馬鹿とか?」
まだふて腐れている享弥に私は笑いながら言った。
でも“冗談”と解っているのか“ちげぇーし”と一言言ってまたそっぽを向いた。
「笑ってるお前こそ出来たのかよ!」
「いちようね…」
「見せろ!!」
って言いながら無理矢理プリントをとろうとする。
「やっ…やだよ!」
享弥にプリントを取られないように私は両手をプリントの上に置いた。
でも、手から少しだけ見えているプリントを享弥は必死に奪おうとする。
「じゃーさ!ジャンケンしようぜ!」
「え…やだー…」
子供みたいな事を言い出す享弥に私は呆れた顔をした。
「勝ったら、プリント!!」
何度も“やだ”と言っても聞いてくれず、私は渋々ジャンケンをやる事にした。
「あ…あぁー…」
「よしっ!」
結果はもちろん…
私の負け…。
コノヤロウ…
……泥棒め……。
なんて思いながら享弥を睨んでいると、嬉しそうな顔をしながら私の机の上にあるプリントを自分の机へともっていった。
日に日に、享弥に近づいていくたびに“同じ人間なんだ”って考えるようになっていたけど笑顔を見て“違うんだ…”って思った。
やっぱり君は違う人間だね…。
君の笑顔が教えてくれた…。