二度目の恋
*いつのまにか*
あの日から、私は隣の男子“享弥”と話していない。その気になればいくらでも、話す事は出来たのかもしれないけどやっぱり考えてみると話す事はなかった。でも、それよりも言えない理由は、あの日あんな事を言ってしまったから。
謝ればいいのかもしれないけど、謝るほどでもないと思って何も言わなかった。何も出来ず、3日がたった。
「えーっと、ここは…」
算数の時間。
私が1番大っ嫌いな授業の1つ。
先生は、頑張って解りやすく教えているつもりだろうけど、はっきり言って全く解らない…。
問題を次々と書かれていく黒板を目の前に私は苦戦していた。
ノートの上で何度も何度もえんぴつを、コロコロと転がして1つため息。
頭いいんだ…。
なんか、ムカつくな…
私の目線に気付くこともなく、相変わらずスラスラと動くえんぴつ。
気がつけば私は…
「あのさ…」
と享弥に話しかけていた。
「えっ…何?」
突然私が話しかけたせいか、享弥は少しビックリした話し方をした。
“やっぱり話しかけないほうが良かったかな…?”
なんて考えながら、言葉をさがした。
謝ればいいのかもしれないけど、謝るほどでもないと思って何も言わなかった。何も出来ず、3日がたった。
「えーっと、ここは…」
算数の時間。
私が1番大っ嫌いな授業の1つ。
先生は、頑張って解りやすく教えているつもりだろうけど、はっきり言って全く解らない…。
問題を次々と書かれていく黒板を目の前に私は苦戦していた。
ノートの上で何度も何度もえんぴつを、コロコロと転がして1つため息。
頭いいんだ…。
なんか、ムカつくな…
私の目線に気付くこともなく、相変わらずスラスラと動くえんぴつ。
気がつけば私は…
「あのさ…」
と享弥に話しかけていた。
「えっ…何?」
突然私が話しかけたせいか、享弥は少しビックリした話し方をした。
“やっぱり話しかけないほうが良かったかな…?”
なんて考えながら、言葉をさがした。