チョコレート・ウォーズ!!!
一触即発じゃー!!
説教を終え教室に戻ると みんなはもう着替えて飯を食っていた。
そうか、さっきは4時限目だったんだっけ。
意気消沈 といった感じで自分の席に戻ると
六角が、口の中の物をそこら中に撒き散らしながら叫んできた。
「おっせーよタカ。今日も購買だろー!?売り切れたんじゃねーの?」
「…それは誉に言ってくれ」
同じ事をだらだらと、数十分に渡って説教された俺の身にもなって欲しいね!!
「取り合えず着替えて来る」
制服を持って男子便所へ向かう。
ロッカーがある女子とは違って、男子はいつも教室で着替えているのだけれど
流石に俺一人が、よりによって飯の時間に教室で着替えるわけにもいかない。
こういう時に肩身の狭さを感じるよ。
ため息を吐きながら、個室のドアを閉めた。