チョコレート・ウォーズ!!!




「え、と。


今から帰るんだよな?」



彼女の目を見る事が出来ず、上斜め45度を見ながら尋ねた。



やべー…


今の俺、かなり変人だろ…


引いてなきゃいいけど。



そんな心配も、余計な事だったようで。


藤野はいつもと変わぬ可愛らしい声で答えてくれる。



「うん。でも…友達はみんな帰っちゃったし、一人だからいつでもいいんだ」



「そっかー…」



にへら、と


だらしなく口元を緩める俺。



だけど!!



何かが降りてきたみたいに、俺様の脳に刺激が走る!!

音で表すとピッシャーン!!!だ。




あれ…?



これって





人生最大のチャンスじゃね?






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