チョコレート・ウォーズ!!!
見つめ合ったまま、藤野は 可愛らしい口を開いた。
「あの…私…」
「あーーーーーーーーーー!!!!」
「!!!?」
なんだよ!!せっかく俺に何か話そうとしてくれてたのに!!
…っつーか、この間抜けな声…
「タ―――-カ―――――!!!!」
「げッ!!津田!!…と、六角!!」
鬼の形相、とは ヤツの事を言うのだろう。
遠目にも分かる程、津田の顔は必死で。
手をパーにした 本格的な走りを披露している!!
「うほーーーーーー!!!」
猿か。
ん?なんだ?
口元にあるアレは…
マスドのドーナツだーーーー!!!!
アレが津田の喋りを邪魔していたのかーーー!!!
「まってぇぇ~津ー田ー…」
運動神経が良い六角をまで置いてくるなんて。
「ドーピング?」
あっという間に俺たちの元へとやってきた津田に問いかける。
「…あ、あぁ…俺の活力源はドーナッツさ…」
え、それ
カッコつけて言う事?