チョコレート・ウォーズ!!!








-―――――――


土曜日。




彼女と別れた後、一旦家に帰った俺たちは



『あんた達、泊まって行きなさい!!
お家の人には電話しとくから!!』



と、オカンが言ってくれたせいで


一緒に飯を喰らい、一緒にゲームをし


一緒の部屋で眠った。いや、流石に風呂と布団は別々だったけど。

ベッドに眠る俺と、その下に布団を敷いて眠った二人。





朝方、何気なく目を開けると


「うげぇぇぇぇ!!!!」



…俺は、津田に抱きしめられながら眠っていた…。



「てめ…!!俺様の寝込みを襲うとはどういう了見だ!!!」


顔面を押しても離れないこの変態ヤローを


蹴ったり 殴ったり つねったり 引っかいたり



あらゆる手段を使って、やっとのことで引き剥がす事が出来た。



「…むむ…?


どったのぉ~?津田が落っこちて来た~」


あはは…


笑ってますけど…。六角!寝起き、相当可愛いな!!




深ーーーーーいため息を吐いて



枕元に置いていたケータイで時間を確認する。



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