チョコレート・ウォーズ!!!





「って、1500円…?」



なんという半端な金額…。


「これで育ち盛りの僕達に飯を食えと…?」


「ああ、あたしは8500円貰ったから。宜しくぅー!!」



……つまり、こういうことだろうか。



親は一万円を置いて行ったが、姉はいち早くそれに気付き


『姉はアタシ。だからこれくらいは頂かないと』


と、一万円札を財布に収め、


3人で割れる1500円をテーブルに置いた…



「この推理で当たってるのかな?」


「……正ーーーーー解ッ!!!」



「てんめぇぇぇぇぇえええ!!!金返せッ!!」


わーっと姉貴のスエットに入っている筈の財布めがけて飛びかかるが…



「いやーん★

静ちゃん、こわぁーいッ」



自称静ちゃんはふざけた声を発しながら



「うふぉう…ッ!!!」



その脚は、しっかりと


俺の股間にクリーンヒットしていた。




「無…念…!!!」





< 36 / 59 >

この作品をシェア

pagetop