チョコレート・ウォーズ!!!
「って、1500円…?」
なんという半端な金額…。
「これで育ち盛りの僕達に飯を食えと…?」
「ああ、あたしは8500円貰ったから。宜しくぅー!!」
……つまり、こういうことだろうか。
親は一万円を置いて行ったが、姉はいち早くそれに気付き
『姉はアタシ。だからこれくらいは頂かないと』
と、一万円札を財布に収め、
3人で割れる1500円をテーブルに置いた…
「この推理で当たってるのかな?」
「……正ーーーーー解ッ!!!」
「てんめぇぇぇぇぇえええ!!!金返せッ!!」
わーっと姉貴のスエットに入っている筈の財布めがけて飛びかかるが…
「いやーん★
静ちゃん、こわぁーいッ」
自称静ちゃんはふざけた声を発しながら
「うふぉう…ッ!!!」
その脚は、しっかりと
俺の股間にクリーンヒットしていた。
「無…念…!!!」