チョコレート・ウォーズ!!!
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アソコをたまに抑えながら、
やっとのことで着いた駅前の牛丼屋。
軍資金に一抹の不安はあるが、足りない分は自分で払う事に決まり
各々が好きな丼を頼んで窓際のテーブル席へと腰を下ろした。
「タカ、使いもんにならなくなったんじゃね?」
「っせーな!ダイジョブだよ!!なめんな!!」
…とは言ったものの、今でもジンジンと痛みは続いていた。
「まったせしやしたー」
愛想が良いのか、そうでもないのか。
とにかく、なんて言ってるか良く分からない店員が
ドガッ ドガッ ドガッ
…と、乱暴にテーブルに丼を置いて去って行った。
「…イタダキマス」
パキンッ
二つに割った割り箸が、右側だけ極端に細くなって
思わず顔をしかめた。
なんだ。今日はツいてない日か?
色んな不満を口の中でモゴモゴさせ
ふと窓の外を見た。
「!!!?」
思わず立ち上がる。
「…タカ?どったの?」
六角の声もすぐに抜けていく。
あり得ない…いや、これが俺の運命?
決められた結末!?