チョコレート・ウォーズ!!!
「見てたよ!
だからこそ、高そうなモン身につければ
俺だってあんな感じになると思うんだ!!
だけど財布に13円しかないなんて…今気付いた俺、情けない」
そうだな。情けないよな。
でもしょうがないじゃん?
だってお前はバカなんだから!!!
「津田ー。元が良くなかったら、幾ら高い服着ても余計おかしくなるんだからやめときな?」
ぽんッ 六角がフォローを入れてくれたが、津田は泣き出してしまった。
うん。ちょっと言葉が残酷だったね。
ま、でもそうかも。
幾ら頑張ったって劇的に変化なんてする筈もないし。
つか、あんな男と比べられるんならどんな顔でも結果は変わんなくね?
だから俺はこのままで彼女に好きになって貰う。
(改造したくても金が無いのはここだけの秘密★)
取り合えず、月曜日。
藤野が本命のチョコを誰に渡すかで運命は動き出すんだ。きっと。多分…
決戦は月曜日。自分を、彼女を 信じて。
「期待しています!!」