チョコレート・ウォーズ!!!
------というわけで。
俺―――須藤 貴光(スドウ タカミツ)(16)とその愉快な仲間たちは、無駄な体力を消耗することなく学校に着く事ができたのだった。
「ってかさ、何で俺の名前しか呼ばないワケ?」
がこっ がこっ なんて、一回転するごとに怪しい音のする鳴るママチャリを
教師用の自転車置き場に置きに行って 体育館へと戻りながら聞いた。
「お前が主犯だからだろ」
「そのとーり!!」
おまえら…!!!
返ってくる言葉がソレだなんて、愉快にも程があるゼ☆
「ってかお前が“俺の”愉快な仲間だろ」
「え?えッ?何の話?」
……この、俺の心を見透かす嫌な奴が 津田。
隣のバカっぽいのが 六角。
津田は、見た目こそクールで知的な奴だが
一言喋ると
「しっかし、矢田部の尻はキュっと上がってて堪らんな!!」
ってな具合に
オ ー プ ン ス ケ ベ
なわけで。
ムッツリ称号の俺よりも遥かにモテない残念な奴だ。