チョコレート・ウォーズ!!!




ため息を吐きまくる俺に、呆れたような声で…



「あのさぁ。


そうやってウジウジしてても何もかわんねぇって。



気になるなら自分で確かめて来いよ」



と、背中を押してくれる。



「六角だって、自分で行かなきゃ付き合って無かったかも知んないんだしさー。


まぁ、俺はモテモテだから?藤野以外でもよりどりみどりって感じだし?


…っつーか、振られた男の言葉じゃねぇけど」



自虐的だけど、楽しそうに笑って。


ああ、コイツ 納得してんだな って思った。



振られても笑ってられる位に、結果を受け止めてるんだ。



…じゃあ、俺は?



納得してる?



笑って諦められるのか?




否。




このままじゃ、絶対に嫌だ。




「ゴメン。俺、藤野の家に行ってくる」



「おー。ふっきれたな!



頑張れ、タカ」





津田は、笑って見送ってくれた。



俺、頑張るよ。



当たって砕けろが漢[オトコ]の生きざまじゃーーーーい!!






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