チョコレート・ウォーズ!!!
呆れながらも、その目は女子のお尻にクギヅケになる俺…。
それは仕方のないことで。
体育館では今まさにオンナノコ達が 白熱したバレーボールの試合のまっ最中なのだ。
体操着の上からでも確認できる程に、色んなところが
揺れる
揺れる。
「…おい、タカ。またムッツリ妄想してんのか?」
俺を冷めた目で見る津田。
「うるせー。良いんだよ!!これが俺のステイタスだッ!!」
あっ!こらっ!!引くんじゃねぇ!!
「そんな事より、田沼チャンって可愛いよねー。幼児体型でさー」
ろ…六角…!お前、本物だな。
…オープンスケベに、ムッツリに、危ないヤツ。
類友って本当なのかもしれない。
だがしかし。
こんな仲良し三人組の俺たちにも、どうしても譲れないものがある。
その季節は、すぐそこにあるのだ。