「…ちわす」


『生徒相談室』から出てきたのは藤本先輩だった。


やべ…


面食らって頭まわんねぇ


「あら藤本さん、用件はすんだの?」


「ああ、一応…」


二人が話している間、ハルはずっと足元を見ていた


時々藤本先輩の視線を感じたけれど、


ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ先輩と話したかったけど…


そこまで興味ないしね…


なんて強がっていると…


「リホ何やってんだよ」


藤本先輩の後ろから現れたのはハルより大きな先輩。


「すみません…新監督は?」


リホってなんだよ…


「あ、イヤ監督はもう帰ったから良いんだけど…ん?」


ハルを見た先輩が話を止めた



「お前、篠崎か?」


彼氏いるんじゃねえかよ…


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