年上。

学校

そうして、翌日。

俺はいつものように学校に来てから、何時も通り自分の席に座ってのんびりと読書をしていた。

宿題も出されていないので、これしかやることがないのだ。

最近、運動不足なのは否めないが、古い知人であるオタクよりは運動をしていると思っている。

これでも昔は、結構運動をしていた方なのだが。

さて、今日の授業は……まぁいい、その時になって考えるか。

欠伸を噛み殺して、読書をする。

今日もいい天気だ。

春眠暁を覚えず、か。

俺もこんな暖かな日は、日がな一日寝て過ごしてみたいものだ。

そうして、今日ものんびりと過ごす。

「おい、誠司。お前、こうなることを見越していたのか!」

何のことだ。俺にはさっぱりわからない。

「何のことだ」

「何のことだって……しらばっくれるつもりか! あの美人教師は図書委員会の顧問に就いたんだぜ!」

「へぇ、そうなのか。確かに美人だが、それと俺がどう関係しているというのだ?」

まぁ、大体は理解しているがここはお約束の、返答だ。

教師と懇ろになる事に、興味はないからな。

「お前なぁ、あの悩ましいスタイルを毎日、長時間拝める可能性があるんだぜ? それに、あわよくば、むふふな事にもつれ込むことだって……」

何を言っているこの万年発情男。


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