−大切な人−
ほぼ裸を見られ、牛といわれ、
あたしは頭にきた。
流石に今のはひどいっ!
「牛じゃないっ!
だいたい何で入ってんのさっ!
裸みられて平気なあんたがおかしいよっ!!!」
「あ゛?おめーの体なんて
眼中にもねーよ(笑)牛」
「っひっど!だから牛じゃないっ!!!最低ー」
「いや、愛華は牛だ。」
「……………」
「…まさか傷ついたとか?」
「………………」
「………なんだよ?」
あたしは蓮斗をきつく睨んだ。
今さらだけど………
あたし…
やばいよ…。
やっぱり蓮斗と関わっちゃ駄目だ。
「帰って」
「あ゛?何でそんなに
怒ってんだよ」
「いいから帰ってっ」
「…意味わかんねー。
牛ぐらいで怒ってんな、牛」
そう言って蓮斗は
キレながらも帰っていった。











やばいよ……
自分がわかんないっ……
今まで大切な人を
作りたくないから
誰とも関わらなかったのに…。
なんでっっ……………………?蓮斗に「愛華」って
呼ばれた時……胸が高鳴った。
すっごいキュンッてした…。
…………
このときめきはやばいよ…
きっとこのまま一緒に居たら…















蓮斗が
大切な存在になるような
気がする………。
こんな事なら…
関わんなきゃ
よかった…………


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