MY☆WAY
俺は黙ったまま下を向いていた。
「正人~。何か暗いぞ!!
昔のお前と違う~。」
そう言いながら
俺が若葉から貰ったチョコを
ガツガツ食べていた。
「裕介。それは正人の物ですよ。」
「いいの。
正人の物は俺の物だから☆」
「良くありませんわ!!
それは、私が正人に
食べて欲しくて差上げたのに!!」
「いいじゃん、ちょっとくらい♪」
パクッ…
「裕介。それ最後の一個ですよ。」
「えぇぇぇ~!!うそ~!!?」
「最低ですわ…」
「ご…ごめん正人!!
今度、5円チョコ買ってくるから」
「……………。」
「…正人?怒ってる?」
「…ぷっ…あはははは!!!!」
「正人?」
俺は数週間ぶりに笑った。