lotlotlot3-血脈の果て-
「ははははは・・・。大笑いだ。さっきまでの威勢のよさはどこに行ったんだい?」
「・・・。その声は・・・お前か?」
「そう、今、お前さんが入り込んでいるリーグだよ。驚いた?」
リーグがそう言うと、柔らかい壁が無数のリーグの顔になった。
「驚いた?」
「驚いた?」
「驚いた?」
右から、後ろから、下から、ひとつの声を追うように、次々と同じ声が聞こえてくる。
「う、うるさい。」
「おいおい、何か勘違いしてないかい?ここでは王は俺なんだ。お前さんは俺に寄生しているウジ虫にすぎないんだよ。」
「すぎないんだよ。」
「すぎないんだよ。」
「すぎないんだよ。」
耳を塞ぎ、頭を振った。
「う、うるさい。うるさい。」
それからこう続けた。
「この俺様がウジ虫だと・・・。お前こそ、誰に口をきいているのか、まるでわかってないらしいな。」
大きく息を吸い、呪文を唱えようとした時だ。無数のリーグが一斉に呪文を唱えた。
「クロス。」
「クロス。」
「クロス。」
「クロス。」
次から次へとるるんぱに呪文は浴びせられる。ひとつの呪文で右目から光が消えた。ふたつめで左目から、みっつめで何も聞こえなくなった。よっつめで臭いを感じなくなった。いつつ、むっつ・・・。るるんぱから全てのものが奪われた。るるんぱが感じられるもの。それは無限の闇だけだった。
「・・・。その声は・・・お前か?」
「そう、今、お前さんが入り込んでいるリーグだよ。驚いた?」
リーグがそう言うと、柔らかい壁が無数のリーグの顔になった。
「驚いた?」
「驚いた?」
「驚いた?」
右から、後ろから、下から、ひとつの声を追うように、次々と同じ声が聞こえてくる。
「う、うるさい。」
「おいおい、何か勘違いしてないかい?ここでは王は俺なんだ。お前さんは俺に寄生しているウジ虫にすぎないんだよ。」
「すぎないんだよ。」
「すぎないんだよ。」
「すぎないんだよ。」
耳を塞ぎ、頭を振った。
「う、うるさい。うるさい。」
それからこう続けた。
「この俺様がウジ虫だと・・・。お前こそ、誰に口をきいているのか、まるでわかってないらしいな。」
大きく息を吸い、呪文を唱えようとした時だ。無数のリーグが一斉に呪文を唱えた。
「クロス。」
「クロス。」
「クロス。」
「クロス。」
次から次へとるるんぱに呪文は浴びせられる。ひとつの呪文で右目から光が消えた。ふたつめで左目から、みっつめで何も聞こえなくなった。よっつめで臭いを感じなくなった。いつつ、むっつ・・・。るるんぱから全てのものが奪われた。るるんぱが感じられるもの。それは無限の闇だけだった。