lotlotlot3-血脈の果て-
「・・・で、でも・・・。」
「もう、いいって。」
アイワイの言葉に強さが宿っていた。それを聞いて、イバーエは泣くのを止めた。
「アイワイさん、あれから何かわかった?」
イバーエは聞いた。
そう言えばイバーエがここに来るまで、エーマリリスにカルサについて聞いていたのを思い出した。
「あ、お父様・・・。」
エーマリリスの方を、アイワイは見た。
「そうだったな・・・。さて、どこまで話したか?」
「どこまでだっけ?」
アイワイもエーマリリスも思い出せない。そこへイバーエが言った。
「そうだ。そう言えば、変な夢見たよ。」
さっき自分の見た夢の一部始終を二人に話した。
「イバーエ君、この話どこかで聞いたのかい?」
「えっ、なんでですか?」
「なんでも何も、今君が話したことは、これからアイワイに話そうとしたことだ。その事件があり、多くの報われない魂を救うために、森は造られ、城も再建された。ある意味、あそこは多くの魔法使いの墓と言ってもいい場所なんだ。だから、言術使いにはとても相性の悪い場所なんだよ。」
「お父様、相性が悪いとはどういう事なんですか?」
エーマリリスは首を振った。
「わからないのに相性が悪いって・・・。意味がわかりません。」
「しかたないさ。あの森に入った言術使いで、この世界に戻ってきた者はいない。それだけで十分に相性が悪いと言えないかい?」
「誰も戻って来ない・・・。確かにお父様の言う通り、相性は悪いですね。でも、お父様。さっきの説明は訂正しなきゃダメですよ。」
「?」
「だって・・・、ここにあの森から戻ってきた言術使いがいます。」
イバーエの手を握った。
「あぁ、そうだったな。イバーエ君、あの森に足を踏み入れるとどうなる?」
その顔は研究者の顔だった。
「どうなると言われても・・・。」
少し考えた。
「もう、いいって。」
アイワイの言葉に強さが宿っていた。それを聞いて、イバーエは泣くのを止めた。
「アイワイさん、あれから何かわかった?」
イバーエは聞いた。
そう言えばイバーエがここに来るまで、エーマリリスにカルサについて聞いていたのを思い出した。
「あ、お父様・・・。」
エーマリリスの方を、アイワイは見た。
「そうだったな・・・。さて、どこまで話したか?」
「どこまでだっけ?」
アイワイもエーマリリスも思い出せない。そこへイバーエが言った。
「そうだ。そう言えば、変な夢見たよ。」
さっき自分の見た夢の一部始終を二人に話した。
「イバーエ君、この話どこかで聞いたのかい?」
「えっ、なんでですか?」
「なんでも何も、今君が話したことは、これからアイワイに話そうとしたことだ。その事件があり、多くの報われない魂を救うために、森は造られ、城も再建された。ある意味、あそこは多くの魔法使いの墓と言ってもいい場所なんだ。だから、言術使いにはとても相性の悪い場所なんだよ。」
「お父様、相性が悪いとはどういう事なんですか?」
エーマリリスは首を振った。
「わからないのに相性が悪いって・・・。意味がわかりません。」
「しかたないさ。あの森に入った言術使いで、この世界に戻ってきた者はいない。それだけで十分に相性が悪いと言えないかい?」
「誰も戻って来ない・・・。確かにお父様の言う通り、相性は悪いですね。でも、お父様。さっきの説明は訂正しなきゃダメですよ。」
「?」
「だって・・・、ここにあの森から戻ってきた言術使いがいます。」
イバーエの手を握った。
「あぁ、そうだったな。イバーエ君、あの森に足を踏み入れるとどうなる?」
その顔は研究者の顔だった。
「どうなると言われても・・・。」
少し考えた。