lotlotlot3-血脈の果て-
「たぶん、そうだと思うのは・・・あの森は混ざっているんじゃないかな?」
「混ざっているとはどういう事だい?」
「あの森は途中まで言術が使えたんです。でも、途中から使えなくなって・・・。厳密には使えるんだけど、一瞬で消えちゃうと言うか・・・。それで今の話を聞いて思ったんです。元々あった森とその後から造られた森は、どこからかわかんないけど混ざっているって。」
「なるほど・・・。」
アイワイが横やりを入れた。
「お父様、言術が使えないとなると・・・。どうやって、リーグ君を助けたらいいの?」
確かにそうだ。言術が使えなければ、ただの人だ。イバーエに至っては、ドジなところも考えると人以下かもしれない。
「・・・。」
エーマリリスは黙ったままだ。
「お父様?」
「・・・。」
いつもならすぐに何とかしてくれる父親が、ここまで無口になるのは珍しい。アイワイはそれを察し、それ以上は何も言わなかった。
「混ざっているとはどういう事だい?」
「あの森は途中まで言術が使えたんです。でも、途中から使えなくなって・・・。厳密には使えるんだけど、一瞬で消えちゃうと言うか・・・。それで今の話を聞いて思ったんです。元々あった森とその後から造られた森は、どこからかわかんないけど混ざっているって。」
「なるほど・・・。」
アイワイが横やりを入れた。
「お父様、言術が使えないとなると・・・。どうやって、リーグ君を助けたらいいの?」
確かにそうだ。言術が使えなければ、ただの人だ。イバーエに至っては、ドジなところも考えると人以下かもしれない。
「・・・。」
エーマリリスは黙ったままだ。
「お父様?」
「・・・。」
いつもならすぐに何とかしてくれる父親が、ここまで無口になるのは珍しい。アイワイはそれを察し、それ以上は何も言わなかった。