lotlotlot3-血脈の果て-
急に木々がざわめき始めた。そして、一気に静かになった。逆にさっきまで止まっていた動物たちが動き出す。ごくありふれた風景に変わった。
<なんでだ?>
振り返るとわわがいた。
「こんなところにいたのかい?」
どうやら、わわはリーグを探していたようだった。
「何の用だよ?」
「私があんたなんかに、用があるわけないだろう?用があるのは・・・るるんぱ様さ。」
「あいつが・・・?」
わわはあからさまに嫌な顔をした。自分が様付けをしているるるんぱに対して、あいつと言うリーグの態度が気にくわなかったのだ。
「なんだい、その言い方?切り札はこっちにあるって忘れたんじゃないだろうね?」
「切り札って言っても、もう切り札じゃなくなるだろ?」
リーグはわかっていた。わわが呼びに来たのは、体の入れ替え準備が出来たのだろう。となれば、切り札は自分自身になる。
図星だったようだ。
「ムカつくね。あんたは・・・。」
「そりゃ、どうも。」
どうやっても相容れない。
わわは振り返り、リーグの顔を見ずに言った。
「ついておいで。」
リーグは十メートルほど後ろを、ゆっくりとついていった。
<なんでだ?>
振り返るとわわがいた。
「こんなところにいたのかい?」
どうやら、わわはリーグを探していたようだった。
「何の用だよ?」
「私があんたなんかに、用があるわけないだろう?用があるのは・・・るるんぱ様さ。」
「あいつが・・・?」
わわはあからさまに嫌な顔をした。自分が様付けをしているるるんぱに対して、あいつと言うリーグの態度が気にくわなかったのだ。
「なんだい、その言い方?切り札はこっちにあるって忘れたんじゃないだろうね?」
「切り札って言っても、もう切り札じゃなくなるだろ?」
リーグはわかっていた。わわが呼びに来たのは、体の入れ替え準備が出来たのだろう。となれば、切り札は自分自身になる。
図星だったようだ。
「ムカつくね。あんたは・・・。」
「そりゃ、どうも。」
どうやっても相容れない。
わわは振り返り、リーグの顔を見ずに言った。
「ついておいで。」
リーグは十メートルほど後ろを、ゆっくりとついていった。