ちぇんじ☆
「こういうことはキチンとしとかないとね」

 包みを受け取りそれを眺める私にお母さんが言葉を続ける。
 チラっと隼人くんのほうを見てみたが当人はまるで興味がなさそうな様子。

「使い方は隼人に聞いてね、さすがに実技指導は……ね」

 確かに……。
 もう一度隼人くんの方に視線を向ける。
 両手を肩の辺りまで上げて、欧米人がとるようなポーズ。

……オッケーと受け取って良いのかな?

「とりあえず……オッケーみたいです」

 お母さんにも隼人くんの意思を伝える。
 うーん、体の持ち主とそのお母さんの了承を得てるエッチかぁ。

 なんとも異様な状況だな、と深く思う。
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