ちぇんじ☆
 結局、再びレジに並び、食べたくもないアップルパイを注文して席に戻った。
 真里はすでにトイレから戻ってきており隼人くんと楽しそうに会話を続けていた。
 私が入り込めない会話はアップルパイが到着するまで続けられ。
 店員さんが去った後は私がアップルパイを食べ終わるまで私はアップルパイと共に疎外感を存分に味わうことになった。

(さて、そろそろ出るか)

 アップルパイを食べ終わった直後に隼人くんが提案してくる。
 私が食べ終わるまで待っててくれたのは嬉しいんだけど……。
 できれば私も楽しく会話とかしたい。

――でも、また一人だけ外れちゃうんだろうな。
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