ちぇんじ☆
「お母さんは……その、なんでカズちゃんに会いに行ってたの?」
ここまでの話を聞いて、少し疑問に感じたので率直に質問してみた。
いくら姉弟みたいな幼馴染とはいえ、普通あんな場所まで会いに行くものだろうか?
昨日のお母さんの山登りの様子を鑑みるに――かなりあの山に登り慣れてる。
それほどまでに何度もカズちゃんに会いに行っているのだろう。
ふう……と小さくため息をついてからお母さんは答えてくれる。
極めてシンプルで分かりやすい答えを。
「――愛してるから、かな?」
そう答えて悪戯っぽく微笑みながら私にウィンクする。
でも、その言葉の口調から、決して冗談でないことは伝わってきた。
――愛してる。
お母さんとカズちゃんの様子を見ていても、そんな風には感じなかった。
でも、さっきのお母さんの言葉が嘘や冗談でないことは感じる。
どう見ても友達にしか見えない二人なのに……愛してるねえ。
――これも大人の世界なんですかね?
ここまでの話を聞いて、少し疑問に感じたので率直に質問してみた。
いくら姉弟みたいな幼馴染とはいえ、普通あんな場所まで会いに行くものだろうか?
昨日のお母さんの山登りの様子を鑑みるに――かなりあの山に登り慣れてる。
それほどまでに何度もカズちゃんに会いに行っているのだろう。
ふう……と小さくため息をついてからお母さんは答えてくれる。
極めてシンプルで分かりやすい答えを。
「――愛してるから、かな?」
そう答えて悪戯っぽく微笑みながら私にウィンクする。
でも、その言葉の口調から、決して冗談でないことは伝わってきた。
――愛してる。
お母さんとカズちゃんの様子を見ていても、そんな風には感じなかった。
でも、さっきのお母さんの言葉が嘘や冗談でないことは感じる。
どう見ても友達にしか見えない二人なのに……愛してるねえ。
――これも大人の世界なんですかね?