ちぇんじ☆
 むしろ人を遠ざけて生きているような印象さえ受ける。

 知り合って間もない私は当然として、あまり好ましくない関係を持っている佐藤さんに対しても、学校の友達に対しても――もっと言ってしまえばお母さんでさえも頼りにしていない。

 それなのに――カズちゃんだけは違うのだ。

 完全に別格、唯一頼りにしているような感じ。

 ハッキリ言って不思議だ。
 しかもその仲の良い理由に今回の件が絡んでいるって……?

 色んな疑問を感じながらもお母さんの言葉の続きを待った。
 そしてお母さんがその理由を述べたとき。

――正直、かなり驚いた。

 思考の中で盲点になっていました。
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