ちぇんじ☆
「アハハ、やっぱり驚くよね?」

 頬っぺたをコリコリを人差し指でかきながらお母さんが『やっぱりね』といった表情を見せる。
 私は一度叫んだっきり、口を金魚のようにパクパクさせるのが精一杯だ。
 驚きのあまり声を出すことすらままならない。

――驚くのは無理ないんじゃないかな?

 だってだよ、さっき聞いたばかりの情報だと。
 カズちゃんが二十九歳、隼人くんが十七歳。

……ってことは、十二歳のときの子供!?

 いや、ダメでしょ?
 私が許しても世間の倫理観がダメって言わない?
 十二歳差くらいなら兄弟でも通用しちゃうような年齢よ?
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