ちぇんじ☆
 以前から瞳の色が片方違うのは知っていた。
 だが、なんというか……以前までは『色素が薄い』程度だったのだ。
 それが今見た感じでは――完全に色が変わっていた。

 神秘的なまでの、銀色の瞳に――。

「あ、ゴメン!」

 カズちゃんの行動に、見られたくないという意思を感じて私は慌ててカズちゃんに謝る。

「病気のせいなんだって……」

 カズちゃんが小さく呟く。
 その表情があまりにつらそうで――私は言葉を失った。
 別れるのが嫌で、これからも繋がりを持っていたくて、だから話しかけたのに。
 自分の無神経さに情けなくなる……。
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