ちぇんじ☆
晩御飯の後――っていうか途中からなのかな?
『大宴会』が始まった。
いや、宴会と呼ぶべきなんだろうか?
飲んで盛り上がってるのは――当然ながらカズちゃんとお母さん人数は二人だけ。
「うらー!! もっと飲むのよー!」
「いやいやいや! かすみおねーちゃんも飲んで飲んで!」
「お! このツマミ美味いじゃなーい!」
「このかすみおねーちゃんお手製のベーコンも絶品だよ!」
二人とも顔を真っ赤にして、目も相当座ってる。
かなーり酔っている模様。
カズちゃんなんてお母さんの呼び方が『中やん』から『かすみおねーちゃん』に戻ってるし。
隼人くんも目を点にしてコトの成り行きを見守っている。
二人のあまりの勢いに口を挟めない、そんな感じだ。
なんというか、雰囲気に押されてしまって立ち上がることすらままならない。
まあ、何度かこの場から逃げ出そうと試みてはいたのだが、
立ち上がろうとする度にお母さんかカズちゃんのどちらかに気付かれて、
「ろこに行くってゆーのー?」
「ままままま、すわってすわって」
と、酔っ払い特有の押しの強さとでもいうのだろうか。
リビングから抜け出せないまま宴会を傍観する状態は続き。
私が部屋に戻れたときは――時計はすでに十二時を回っていた。
『大宴会』が始まった。
いや、宴会と呼ぶべきなんだろうか?
飲んで盛り上がってるのは――当然ながらカズちゃんとお母さん人数は二人だけ。
「うらー!! もっと飲むのよー!」
「いやいやいや! かすみおねーちゃんも飲んで飲んで!」
「お! このツマミ美味いじゃなーい!」
「このかすみおねーちゃんお手製のベーコンも絶品だよ!」
二人とも顔を真っ赤にして、目も相当座ってる。
かなーり酔っている模様。
カズちゃんなんてお母さんの呼び方が『中やん』から『かすみおねーちゃん』に戻ってるし。
隼人くんも目を点にしてコトの成り行きを見守っている。
二人のあまりの勢いに口を挟めない、そんな感じだ。
なんというか、雰囲気に押されてしまって立ち上がることすらままならない。
まあ、何度かこの場から逃げ出そうと試みてはいたのだが、
立ち上がろうとする度にお母さんかカズちゃんのどちらかに気付かれて、
「ろこに行くってゆーのー?」
「ままままま、すわってすわって」
と、酔っ払い特有の押しの強さとでもいうのだろうか。
リビングから抜け出せないまま宴会を傍観する状態は続き。
私が部屋に戻れたときは――時計はすでに十二時を回っていた。