ちぇんじ☆
さあ、本題!
と、意気込んだところで――タイムアップだったようだ。
真里の背後の壁から隼人くんがすり抜けて来た。
……コイツは絶対に『幽霊ライフ』を満喫している。
ちゃっかりと真里の隣に腰を下ろし、
(で、話は終わった?)
と、何事も無かったように聞いてくる。
時計を見れば隼人くんが出て行ってからキッカリ十五分。戻ってくるのが待ち遠しかったようだ。
「うん、オッケーだよね?」
どさくさ紛れに真里に了解を求める。
顔を真っ赤にしながら「うん……」と小さく頷く真里。
(何が『オッケー』なんだよ?)
「えへへー、女の子だけのヒツミー♪」
真里に目配せしながら、隼人くんにはそう答えておく。
やっと『元に戻る』目途がたって上機嫌の私。
頷いた姿勢のままで真っ赤になってる真里。
内緒にされたことで不機嫌になっているのが見て取れる様子の隼人くん。
三者三様のまま流れるしばしの沈黙。
沈黙を破ったのは――フロントからの内線。
とっさに動けない二人を尻目に素早く受話器を取る。
『お時間五分前ですが、延長されますか?』
「あ、いいです。出ます」
――私の目的は半分は果たしたことだし、もうお昼ご飯で良いよね?
と、意気込んだところで――タイムアップだったようだ。
真里の背後の壁から隼人くんがすり抜けて来た。
……コイツは絶対に『幽霊ライフ』を満喫している。
ちゃっかりと真里の隣に腰を下ろし、
(で、話は終わった?)
と、何事も無かったように聞いてくる。
時計を見れば隼人くんが出て行ってからキッカリ十五分。戻ってくるのが待ち遠しかったようだ。
「うん、オッケーだよね?」
どさくさ紛れに真里に了解を求める。
顔を真っ赤にしながら「うん……」と小さく頷く真里。
(何が『オッケー』なんだよ?)
「えへへー、女の子だけのヒツミー♪」
真里に目配せしながら、隼人くんにはそう答えておく。
やっと『元に戻る』目途がたって上機嫌の私。
頷いた姿勢のままで真っ赤になってる真里。
内緒にされたことで不機嫌になっているのが見て取れる様子の隼人くん。
三者三様のまま流れるしばしの沈黙。
沈黙を破ったのは――フロントからの内線。
とっさに動けない二人を尻目に素早く受話器を取る。
『お時間五分前ですが、延長されますか?』
「あ、いいです。出ます」
――私の目的は半分は果たしたことだし、もうお昼ご飯で良いよね?