ちぇんじ☆
そして、出会った翌日、彼……いや、彼の中の私はとんでもないことを言い出した。
なんと『元に戻るためにはセックスをしないといけない』、そう言い出したのだ。
恋愛経験に乏しく、当然ながら処女であった私にとっては晴天の霹靂。
当たり前のように反発した。
しかし、その反発もすぐにナリを潜めることになる。
――意識がハッキリしない状態が悪化したのだ。
原因は――『私の生理』だったのだが、少しでも意識が回復したとき私は少なからず自分の状態にショックを受けた。
このままではマズい……。
隼人くんの中に入っている『私』の言うことは半信半疑ではあった。
だが、自分の身にまでトラブルが降りかかってきてしまい、悠長なことは言っていられなくなった。
そこにきて、もう一つダメ押しのようなものがあった。
――私が隼人くんを好きになってしまったのだ。
どういったワケかは分からないが『魂』だけの状態の隼人くんが見えるようになり、会話も交わせるようになった。
そして――本当の彼に触れて、あっという間に好きになってしまったのだ。
元々、外見的にタイプだったのもある。
しかし、彼の性格、言動に惹きつけられるものが多々あり――私は恋に落ちた。
――好きな人となら、しても良いよね。
そんな感情が私の中に芽生え、すぐに覚悟は決まった。
出会ってからたった四日間――。
でも、なぜか誰よりも私のことを知っていそうな……いや、実際に知っている。
外見は『隼人くん』、中身は『自分』であるこの人物に――私は自分の『初めて』を捧げることになった。
なんと『元に戻るためにはセックスをしないといけない』、そう言い出したのだ。
恋愛経験に乏しく、当然ながら処女であった私にとっては晴天の霹靂。
当たり前のように反発した。
しかし、その反発もすぐにナリを潜めることになる。
――意識がハッキリしない状態が悪化したのだ。
原因は――『私の生理』だったのだが、少しでも意識が回復したとき私は少なからず自分の状態にショックを受けた。
このままではマズい……。
隼人くんの中に入っている『私』の言うことは半信半疑ではあった。
だが、自分の身にまでトラブルが降りかかってきてしまい、悠長なことは言っていられなくなった。
そこにきて、もう一つダメ押しのようなものがあった。
――私が隼人くんを好きになってしまったのだ。
どういったワケかは分からないが『魂』だけの状態の隼人くんが見えるようになり、会話も交わせるようになった。
そして――本当の彼に触れて、あっという間に好きになってしまったのだ。
元々、外見的にタイプだったのもある。
しかし、彼の性格、言動に惹きつけられるものが多々あり――私は恋に落ちた。
――好きな人となら、しても良いよね。
そんな感情が私の中に芽生え、すぐに覚悟は決まった。
出会ってからたった四日間――。
でも、なぜか誰よりも私のことを知っていそうな……いや、実際に知っている。
外見は『隼人くん』、中身は『自分』であるこの人物に――私は自分の『初めて』を捧げることになった。