ちぇんじ☆
(――ここは?)
キョロキョロと周囲を見回す隼人くん。
いきなりワケの分からない場所に連れてこられたんだから、それは焦るだろう。
(どこかは分からないねえ)
隼人くんにそう声をかけた。
飛び上がって驚く隼人くん。
(そ、その声は『マリ』? 『マリ』なのか!?)
そう言いながら私の方へ歩み寄ってくる。
両手をすぼめて私を抱きかかえるようなポーズをとりながら、
(ど、どうしたんだ? 丸い球みたいな姿に……)
(へえ、今の私ってそんな姿なんだ)
抱きかかえられたまま隼人くんに返事をする。
きっと……今の私は隼人くんの意識の中に残った『マリの残り』なんだろうと思った。
キョロキョロと周囲を見回す隼人くん。
いきなりワケの分からない場所に連れてこられたんだから、それは焦るだろう。
(どこかは分からないねえ)
隼人くんにそう声をかけた。
飛び上がって驚く隼人くん。
(そ、その声は『マリ』? 『マリ』なのか!?)
そう言いながら私の方へ歩み寄ってくる。
両手をすぼめて私を抱きかかえるようなポーズをとりながら、
(ど、どうしたんだ? 丸い球みたいな姿に……)
(へえ、今の私ってそんな姿なんだ)
抱きかかえられたまま隼人くんに返事をする。
きっと……今の私は隼人くんの意識の中に残った『マリの残り』なんだろうと思った。