ちぇんじ☆
(おい!そんなにペース上げると時間までに終わっちまうぞ!?)

 隼人くんの声が聞こえたような気もするけど……止められない。

 もはや、私の手は快感を求めるがままに
 自分の意思など関係なく動いている。
 加速する手、腰に力が入らないほどの快感。

「ハア……ハァ……ハァ……ハァッ!!!」

 息遣いが激しくなるのが自分でも分かる。

……アウッ!!!

 アソコを中心に背筋を走り、
 頭のてっぺんまで突き抜けるような快感が体に走る。
 ベトベトになってる手とアソコ

……イっちゃったぁ……気持ち良かったぁ

 女の子とは全然違う快感だ。
 長時間感じる女の子の絶頂感と違って――、

 一気に爆発するような……もの凄い開放感だ。
 一気に体の力が抜ける……。

――ふと我に返り時計を見る。

 時刻は……十二時二十五分……!!
 やってしまった……。
 
 鏡の中の隼人くんは少し呆れたような顔になっている。
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