~always love~



「そっか…。じゃあ、また明日ね」


誤魔化したことにはあまりふれずにそう言うと
奏はさっきの表情はうそのように笑顔になって


「また明日!!」



そう言って、私に背を向けて歩いていった



私はその後ろ姿を、見えなくなるまで見送る




10mくらい進んだとき
奏が振り返った


遠くで奏と目が合う



その途端、急に恥ずかしくなってきた



奏は初め驚いた様子だったけど、すぐに笑顔になり
私に大きく手を振った



それにつられて私も笑顔になって手を振ると

奏はまた私に背を向けて歩き出した





< 41 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop