~always love~
「そっか…。じゃあ、また明日ね」
誤魔化したことにはあまりふれずにそう言うと
奏はさっきの表情はうそのように笑顔になって
「また明日!!」
そう言って、私に背を向けて歩いていった
私はその後ろ姿を、見えなくなるまで見送る
10mくらい進んだとき
奏が振り返った
遠くで奏と目が合う
その途端、急に恥ずかしくなってきた
奏は初め驚いた様子だったけど、すぐに笑顔になり
私に大きく手を振った
それにつられて私も笑顔になって手を振ると
奏はまた私に背を向けて歩き出した