幕末Drug。番外編-斉藤一-







『ねえ…ハジメ君、それ、俺の饅頭なんだけど。』


『…似た様な物だろ。』



『いやいや、一君の饅頭と俺の饅頭は瓜二つかもしれないけど、一君の腹に入るのと俺の腹に入るのとじゃ訳が違うよ!?』


『………。』



『またそうやって黙り込んで!土方さん、何か言って下さいよ!』


『総司、黙れ。』



『えぇー…』



ガックリと肩を落とす総司。其の様子を見て近藤さんが笑う。







…嗚呼、やっと俺の居場所を見付けた。




何にも変えられぬ、かけがえのない居場所。









俺は小さく、

口元を緩めた。









−FIN.



< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:2

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

幕末Drug。
林檎祭/著

総文字数/61,241

ファンタジー75ページ

表紙を見る
幕末Drug。番外編・其の弐−沖田総司−
林檎祭/著

総文字数/5,126

ファンタジー7ページ

表紙を見る
幕末Drug。番外編−原田左之助−
林檎祭/著

総文字数/1,992

ファンタジー5ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop