消しゴムをくれた女の子
俺らはただ黙っていた。

そうこうしている内に電車が来た。


俺はサトミのカバンを持ってやる。


サトミ「あ・・・ありがとう」
俺「どういたしまして・・・」

サトミ「えっと・・・」
俺「うん?」

サトミ「返事ってさ・・・今じゃないと・・・だめ・・・?」
俺「いや・・・良いよ・・・別に・・・ハハハ・・・」



てかラブレター意味ねえ。


サトミが電車に乗り込んだ。
俺はサトミを見送る。



サトミ「じゃあ・・・」

俺「うん・・・」



ドアが閉まり電車は動き出す・・・




俺はサトミが行った後も電車を見続けた・・・





< 123 / 371 >

この作品をシェア

pagetop