消しゴムをくれた女の子
俺がカートを押して二人で買い物を始めた。

買い物なんて親としか来た事が無かったから凄く幸せ。

サトミは肉とか野菜とかをちゃんと吟味していた。

俺はサトミとなぜか新婚生活気分。


『今日はすき焼きにしよっか(はーと)』
『あ、俺春菊嫌いだからな』
『知ってる。でも食べなさい(はーと)』


そんな妄想を繰り広げだしていた。

サトミは吟味した肉を何故かカートに入れずに、そのまま野菜コーナーへ。


俺「あれ??いれないの?」
サトミ「あ!!!なんか選んだだけで満足しちゃった!!!」


天然恐るべし


サトミ「あ〜・・・どれかわかんない・・・」


こいつ・・・馬鹿だー・・・

でも萌えた俺がいた。


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