消しゴムをくれた女の子
森君はそのまま舌打ちだけしてその場を離れる。

板倉は慌てて森君の名前を呼ぶが森君は反応しない。


板倉「うわ・・・なんか青春ドラマみてぇ」


下らん感想を言い出した。


俺「・・・お前も行けよ・・・」
板倉「うわ、その台詞も青春ドラマみてぇ」

俺「うるせーな!早くどっか行け!!!」
板倉「ハイハイ・・・次会ったら、こんなもんじゃ済ませないからな!」


なんでお前がその台詞を言うんだ・・・


俺は通行人の目を気にしながら立ち上がった。


痛い・・・口を切ってた。
でももっと痛いのは・・・

俺の・・・胸だった・・・




俺はすぐに家に帰る気に成れずに一人で牛丼を食べて帰った。

家に帰ると鍵が開いていた。


部屋ではカズミがテレビを見ている。

この頃には俺はカズミに鍵を渡していた。

板倉と森君は勝手に合い鍵を作ったけどね。

< 167 / 371 >

この作品をシェア

pagetop