消しゴムをくれた女の子
車内はガラガラであった。

座席の端っこに座りたかったので連結部分に一番近い座席が丸々空いているのを見つけると、
座席に深々と座る。

目の前の座席には女の子が一人いただけだった。



眠い・・・



結構眠ったのに、まだ眠い・・・


俺は寝ようと思い一旦前を向いてアクビした後に目を閉じて頭を下げた。




目の前の女の子が何故か俺を凝視しているのが、目を閉じる一瞬前に気が付いた。





何だよ・・・




・・・

・・・







< 175 / 371 >

この作品をシェア

pagetop