消しゴムをくれた女の子
サトミはまた綺麗に成っていた。


だが、不思議な事にドキドキはしなかった。


それ以上に長い長い旅をした後に、家に帰って来た・・・


そんな安らぎを覚えた。

凄く、凄く癒された。


サトミ「久しぶり・・・」
俺「久しぶり・・・」


俺らは隣同士に座り直していた。


サトミ「大学・・・?今から?」
俺「うん・・・石原は?」

サトミ「私は、出掛けてた帰り・・・」
俺「そう・・・」


俺らは顔を見合わせて笑った。


俺「なんで笑う!」
サトミ「そっちこそ!」

俺「え?今も実家?」
サトミ「うん!福田君は?」
俺「俺一人暮らし」


俺らは近況を話した。
サトミの大学は某有名大学だった。


昔から天然だけど勉強は出来たんだよな。


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