消しゴムをくれた女の子
サトミも本当に偶然にこの電車に乗ったそうだ。



いつの間にか俺の大学がある駅に着くアナウンスを車掌が流した。


俺「ヤベッ、降りなきゃ」
サトミ「あ、そう・・・」


俺は考えるより先に自然に言葉が出た。


俺「あ、石原携帯教えてよ」
サトミ「うん!良い・・・?えっと・・・」
俺「OK、一回鳴らすよ」


俺はサトミの携帯を鳴らす。

サトミは何故か電話に出た。


サトミ「はい・・・」
俺「嫌々!!!俺、俺!!!」
サトミ「あ、そう言う事か・・・」



相変わらず天然だった。

俺は駅に着き降りる間際でサトミに言った。


「電話するよ!じゃあまた!」


俺が駅に降りるとサトミは車内から手を振ってくれていた・・・





こうして俺達は二回目の再会をした・・・



本当に偶然に出会えたんだ・・



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