消しゴムをくれた女の子
板倉「お前さあ・・・」


板倉は俺の前で座る。




板倉「なんで俺らに言わないの?」


俺「・・・・怖かった」


板倉「は?」


俺「お前らに・・・見捨てられるのが・・・怖かった・・・」



俺はそう言って泣いていた・・・



その時森君が俺の肩に軽くパンチした。



森君「言わない方がムカつくっつーの」



板倉「今度一人で抱え込んだら甲子園球場のライトスタンドに巨人帽被せて放り込むぞ」




そう言って板倉が俺の頭を叩いた。




俺は泣いた。

思いっきり泣いた。





森君「お前の好きにやれよ」

板倉「馬鹿じゃねーの泣くなよ、俺らから、それ位の事で逃げれると思うなよ!」






二人はそう言ってくれた。




< 201 / 371 >

この作品をシェア

pagetop