消しゴムをくれた女の子
当日、俺は朝6時に起きた。

落ち着かずにオナニー二回もしたが、まだ落ち着かない。

女子が家に来るって言うのが俺の気持ちを高ぶらせる。



最初に来たのが森君だった。
しかも一時間前に。

森君は俺の本棚にパトレイバー(ロボット漫画)が有るのを見つけると
「ほー」
と突然呟き、見た事も無い鋭い表情で熱く語りだした。

帰って欲しかった


森君の語りにうんざりしてた頃に女子三人がやって来た。

母ちゃんと弟がリビングから見てお辞儀

サトミが率先して元気よく挨拶をする。
サトミはエエ子です。

俺の部屋に女の子が入ると言う現実にドキドキ。

森君は女子が来るとピタリと話止めて部屋の隅で黙り込む。

彼は置物の様に俺の部屋に同化してしまった。


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