消しゴムをくれた女の子
ふとサトミが気が付いて時計を見た。


サトミ「あ、て言うか福田君時間大丈夫?電車はあるの?」
俺「あ、大丈夫。最悪石原の家に泊まるから」
サトミ「お父さんの隣で寝る?!」


二人で笑う。

そしてサトミがうーんと伸びをした。

伸びた時にサトミのオッパイの膨らみをガン見していた俺がいた。


サトミ「あー、なんか福田君て落ち着くー」


そう言って俺を見つめる。

俺をドキドキする。


サトミ「なんか・・・ホッとするんだよね」


何それ・・・
え?それ告白・・・?


俺はふと今の状況を見る。
これ最高シチュエーションじゃね?



夏の星空の下で・・・
男女二人で公園・・・
俺の胸のドキドキがヤバい。


虫の泣き声が聞こえて来る。


微かに潮の香りもした。

気持ちがあの夏に戻った気がする・・・



そして、俺が口を開こうとした時に、サトミが先に呟いた。


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