消しゴムをくれた女の子
俺がそう言い終わった瞬間にサトミがクスッと笑い出した。



俺「笑うなよ」
サトミ「ごめん、違うの・・・」



そう言ってサトミが俺を見る。



サトミ「ちょっと・・・グッ・・・と来たから・・・」


俺「マジ???マジ???」
サトミ「今ので帳消し・・・!」



俺らは笑った。



サトミ「ホントに・・・そうするの・・・?」



そんな風に聞かれたら自信が無くなるじゃないの・・・

が、



俺「うん」
サトミ「そっか・・・分かった」



少しサトミが寂しそうなのが俺の中で救いだった。


サトミも携帯を取り出して・・・

そして、目の前で俺のメモリーを・・・消した。



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