消しゴムをくれた女の子
だが、俺は冷静に言った。

「そうだな、まだ決まった訳じゃ無いしな」

もう、このツンデレさん!

だが俺の胸はバクバク。

受話器を切った瞬間に俺はすぐに板倉の家に行った。



自慢したかった。

板倉に

「俺は女子とお出かけして来るから!」

みたいな感じで自慢したかったんだ。


板倉に言うと




「俺も行く」





俺は板倉と中学に入って三度目の喧嘩をした。

今回の喧嘩は俺が勝った。


板倉は「呪う!!!呪う!!!」
と連呼していた。

板倉が喧嘩に負けた時にいつも言う台詞なんだ。



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