消しゴムをくれた女の子
俺はそれでもラブレターを渡す為にサトミが一人に成るのを伺う・・・



が、中々一人には成らない。


「これじゃ渡せないね」


俺は自分でそう思い自分をごまかしていた。

また、

「そもそも俺はそんなにサトミが好きじゃないかもね」

とか言う訳の分からない言い訳を思っていた。


情けない男だな。



そうやって時間は過ぎていく・・・


俺は時間は永遠にあると思っていた。

中三の終わりまでにサトミにラブレターを渡せば良い・・・



そう思っていた・・・








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